糖尿病と不眠

糖尿病になると、その症状である「のどの渇き」や「夜間頻尿」「痛みやしびれ」などで夜中に目覚めやすくなります。糖尿病の人は健康な人に比べ、二倍も不眠に悩む人が多いと言われているほどです。元々、糖尿病になる人は、不規則な生活リズムや食事の時間等をもっているからだと考えられます。

糖尿病の主な症状は、喉の乾き、尿の回数が増える、体が疲れやすい、食欲が異常に強くなる、なのに痩せて来る、血液の流れが悪くなる、むくみがでてくる、皮膚が化膿しやすくなったり、おできができたりする、性欲の低下などがあります。このような症状がでたら、合併症が出る前に医師に相談しましょう。

しかし、治療を初めても、スルホニルウレア剤という糖尿病の血糖値を下げる薬の作用も不眠の原因になります。スルホニルウレア剤の主な作用は、膵臓のランゲルハンス島β細胞を刺激してインシュリンの分泌をよくしたり、肝臓から放出されるブドウ糖の量を抑えたりなどです。この薬の効果で、低血糖になるという恐れから、不眠になることも報告されています。また、スルホニルウレア剤は長期にわたって飲み続けると効果が薄れてくることもわかっています。

こうした副作用を避けるため、近年では新しい糖尿病の薬がでています。それがインクレチン関連薬です。インクレチン関連薬の作用は血糖値に依存するため、血糖値が高いときのみ働きます。これで低血糖を起こす危険がなくなりました。また、長期服用による効果が薄れる副作用も少なくなりました。また、インクレチン関連薬はグルカゴンというホルモンの分泌も抑える作用があります。グルカゴンは血糖値を上げるホルモンの一つで、糖尿病になった人はこのグルカゴンの分泌が抑えらてないことも原因ではないかと考えられています。

糖尿病は栄養の摂取のしすぎによる現代病ですが、遺伝も強く関係していると言われています。家族に糖尿病になった方がいたら、食事や運動には気をつけるようにしましょう。

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