女性の睡眠

女性は男性に比べて、色々な睡眠の悩みを悩みを抱えがちです。生理前後や最中の猛烈な眠気と不眠、子供が出来た際の、夜泣きによる不眠、ストレスによる不眠などなど。これらの不眠は何故起きるのでしょうか。

元々、女性は男性に比べて血管が細いので、あまり長時間寝る事はできません。あまり長時間寝てしまうと、血管が圧迫されたり、広がりすぎたりして、質の悪い睡眠になってしまいます。また、女性は貧血や脳貧血も起こしやすく、不眠に悩まされがちだとも言えます。

また、生理前に眠くなる状態を「月経前過眠症」と言い、月経前に眠れなくなる状態を「月経前不眠症」と言います。これはどのようなメカニズムで起きているのでしょうか。

排卵から月経前の黄体期には「プロゲステロン」という女性ホルモンが血中に分泌されます。このプロゲステロンには、体温を下げる働きがあります。人間は体温が下がると眠たくなるので、生理前の過眠は、このプロゲステロンの働きが関係していると言えるでしょう。また、プロゲステロンには催眠効果もあります。プロゲステロンが分解されてできる、「アロプロゲステロン」には、ベンザジアゼピン系の睡眠薬とほぼ同等の睡眠効果があります。

月経前不眠症は、それほど多くなく、女性の5%くらいが悩まされています。月経前不眠症も「黄体ホルモン」が関係して、睡眠の質を悪化させていることがわかっています。

子供が出来ると、赤ちゃんのとき、「夜泣き」をします。この時、父親はなぜか全く目を覚まさず熟睡しているのに、母親はふっと嫌な予感がして目が覚めるそうです。このメカニズムは解明されていませんが、実は子供の夜泣きは逆で、母親の不安を察知した子供が不安にになって、夜泣きをする、という説があります。一人目の子供のほうが夜泣きがひどかったというのは、最初の子供で、母親の不安も多く、夜中に「夜泣きをするのではないか」という不安な気持ちが多くなるからではないか、と推測されています。

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