夢の役割

人は寝ている時、夢を必ず見ます。「今日は見てない」「最近見てない」という方もいるかもしれませんが、それは覚えていないだけで、夢は必ず見ているのです。

マウスの実験で夢を見る時間のみを削るとマウスが凶暴化し、ついには死に至る事が確認されています。夢を見るレム睡眠のたびに、起こされ、夢を見ないように人間で実験したところ、不安と緊張感が強くなり、集中力、記憶力が低下し、記憶喪失におちいったケースもあるそうです。もちろん、この実験は途中で中止されました。

このように、夢を見ない事が命に関わり、かならず夢を見るのならば、夢とは一体どのような役割をしているのでしょうか。

人の記憶力は、自分で想像している以上に優れています。一度見たり、聞いたりしたことは思い出せないだけで、全て記憶しているのです。そのまま記憶をし続ければ、脳はパンクしてしまうでしょう。前述のマウスが凶暴化したのも記憶の混乱かもしれません。夢は起床時に見た記憶を整理するために見ているようです。逆に、夢を見る事によって、記憶の削除をしているという説もあります。

ただ、夢は外部の刺激を元に見る事もあります。今でこそ記憶ではあやふやですが、ある探偵ドラマを見終えたあと、鹿のドキュメンタリーと見て眠りにつきました。すると鹿が主人公にすり替わった探偵ドラマの夢を見たのです。また、こどもに多いかもしれませんが、尿意をもよおした時にトイレに行く夢や水に関連した夢を見る事が多いです。大人なら経験則でここで目が覚めますが、子供の場合眠りが深いのでそこで目が覚めずに、おねしょをしてしまうこともあります。

他にも、ストレス解消の役割を果たしているという説もあります。かなえられない願望やイライラの発散など、夢には様々な役割があるようです。

夢を一番多く見るのは赤ん坊や胎児ですが、夢を一番多く覚えているのは老人です。夢を覚えているのはレム睡眠時に目が覚める事によっておきるので、必然的に眠りの浅い老人のほうが夢をよく覚えています。

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