最近の日本人は、昔と比べて睡眠時間が少ない傾向にあると言います。
家族がそれぞれ個室と自分のテレビを持っており、
家族が寝るから自分も寝る、という共同生活の習慣が薄れているのかもしれません。
睡眠時間が足りなくても、体の健康や脳にとって何も問題ないならいいのですが、
最近の調査で【睡眠】と【脳の学習機能】には重大な関係があることが
わかってきました。
脳科学を研究している大学教授の本に、それについての調査結果が載っていました。
2003年に、広島の県教育委員会が「睡眠時間と学力テスト」の関係について、
小学5年生を対象に調査を行ったのだそうです。
それによると、
睡眠時間が5時間未満の子どもは、国語が平均52点、算数が54点だったそうです。
それに対して、睡眠時間が6時間の子どもは、国語が66点、算数が70点でした。
さらに睡眠時間が8時間の子どもは、国語が71点、算数が74点でした。
これを見ると、睡眠時間が少ないほど成績は低く、
逆に睡眠時間が多いほど成績はよいということがわかります。
ただし、睡眠時間は多ければ多いほどよいということではないようで、
10時間以上寝ている子どもの場合、国語が平均65点、算数が68点だったそうです。
睡眠は、学習したここと記憶として脳に焼き付ける機能と深く関わっていると
言われています。
レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉がありますが、
「ノンレム睡眠」は『体も脳も休んでいる睡眠状態』のこと、
「レム睡眠」は、比較的浅い眠りの状態を言い、
『体は休んでいますが脳は覚醒している状態』です。
人間はこの「レム睡眠」の時、起きている時間中に学習したことや体験したことを
脳内で記憶として定着させているのだと言われています。
睡眠時間の約8割はノンレム睡眠が占めており、
約90分ノンレム睡眠の状態が続いた後、10分ほどレム睡眠の状態になります。
人間は、眠っているときにこれを何度か繰り返しますが、
レム睡眠の時間は眠りの後半に行くほど少しずつ長くなり、
最大20分ほど続くそうです。
以上から、脳が学習したことを効率よく記憶として定着させるには、
7~8時間程度の睡眠が必要で、
睡眠時間は多すぎてもよくないということがわかりました。
皆さんは規則正しい生活を送り、適切な睡眠時間を確保しているでしょうか?
しっかりとした睡眠は、健康維持や脳のためにも非常に重要な働きをしています。
最近どうも物覚えが悪い…そんな方は、相性の良い寝具を見つけて
7~8時間はゆっくり眠れる環境を整えてみてはいかがでしょうか?